更新日 2021.10.14

#4 Gitでファイルのバージョン管理

バージョン管理システムとは

「バージョン管理システム」とは、ファイルの状態を更新履歴として保存・管理するシステムです。
不特定多数の人が作業する制作・開発現場において、このバージョン管理システムは力を発揮します。

一つのファイルを多数の人が編集する場合、そのファイルの状態は最終更新者のものになってしまいます。
その場合、以前までに別の人が編集していた内容が反映されていない状態になってしまったり、元に戻したくても戻せなかったりと、弊害が多いです。

バージョン管理システムでは、各作業者の変更を履歴として管理し、いつでも復元可能な状態に管理できます。
また、各変更履歴の内容を分岐させたりすり合わせたりして、ファイルを正常な状態に保ってくれます。

バージョン管理システム紹介

以前の学習で登場したCMSやフレームワークの様に、バージョン管理システムも様々存在します。
有名なバージョン管理システムを一部紹介します。

有名なバージョン管理システム

CVS(Concurrent Versions System)シーブイエス
1986年にリリースされた、集中管理型のバージョン管理システム。
シンプルで簡単な使い勝手で駆け出しのエンジニアにも扱いやすい反面問題点も多く、今ではあまり見かけません。

Subversionサブバージョン
CVSを元に開発されたバージョン管理システムです。
CVSに見られた問題点を改修し、直感的で使いやすく、様々な環境で利用できたことから、以前までは最も利用されていました。
しかし、集中管理方式自体に問題点が多かった為、現在では後述する「Git」が最も利用されています。

Gitギット
分散管理型方式として最初に登場したバージョン管理システムです。
以前までの集中管理型バージョン管理システムの欠点を克服し、また個人法人に関わらず無償で利用できることから現在のバージョン管理システムの主流となっています。

本講座では、バージョン管理システムの主流になっている「Git」を取り扱っていきます。

#5 Gitを扱うためのBacklogとsourcetree

Gitの運用を便利にするwebアプリ

Gitは本来、「CUI(Character User Interfaceキャラクターユーザーインターフェース)に分類されるアプリケーションで、
キーボードからのコマンド入力と画面の文字表示のみで操作します。
従ってそのまま使用するとなると、折角の便利なシステムも、
駆け出しのエンジニアやデザイナーにとって敷居の高いものになってしまいがちです。

そこで登場するのが、GitをGUIとして直感的に分かりやすく使用する事を可能にする専用のWEBアプリケーションです。

有名なGit用WEBアプリケーション

GitHubギットハブ
Bitbucketビットバケット
Backlogバックログ
GitLabギットラボ
本講座では、「Backlog」を取り扱っていきます。

また、実際のGit操作を簡単にしてくれる「sourcetreeソースツリー」も準備していきましょう。
Git用WEBアプリケーションとsourcetreeの組み合わせで、未学者でも分かりやすくGitを扱うことができます。

sourcetreeインストール

sourcetreeは主に、各々の端末上で作業を行う際に使用します。
まずは下記リンクボタンよりインストーラーのダウンロードを行ってください。
sourcetreeダウンロードサイトへ

インストーラーをダウンロードしたら、起動してsoucetree本体を各々の端末へインストールします。
※途中、アトラシアンのアカウント連携を求められる箇所があると思いますが、無視して先へ進んで問題ありません。
各項、初期設定のまま次へを押下して進んでください。

Backlogについて

Backlogは、本来純粋なGit用WEBアプリケーションではありません。
タスク管理ツールとして有名なアプリケーションで、プロジェクト内での各タスク進捗管理やマイルストーンの設定等を視覚的に分かりやすく行うことができます。
Backlogには、その中に付随する形でGitを運用するための機能が備わっています。
Backlogは複数人でコーディングされる際には必須ですが、一人で開発している場合はローカル内でsourcetreeによるGit管理のみで十分です。

Backlogの準備

まずはBacklogにログインしてみましょう。
CRIの社員の方は、アカウントは既にBacklogへ登録済みですので、下記のURLから開いてみてください。
https://crisi.backlog.jp/LoginDisplay.action

①まずはBacklogへログインします。
ログインIDは、CRIより支給されている各々の社用メールアドレスです。
パスワードは初期設定になっていると思われますので、社用メールアドレス宛に送付されているBacklogからのメールを確認し、入力してください。
※ログイン後、パスワードは各々覚えやすいものに変更しておきましょう。設定画面から行うことができます。

②Backlogのホーム画面を確認していきます。
この画面から様々なプロジェクト管理を行うことが出来るのですが、今回はGitだけに話を絞っていきます。 赤枠で囲まれている「プロジェクト」の「【CBC】Git練習用」にマウスオーバーしてください。
上図の様に、プロジェクト名の直下にメニューが表示されますので、その中の「Git」をクリックしてください。

③Git画面を確認していきます。
既にプロジェクト内にリポジトリを作成してありますので、クローンする準備をしていきます。
上図の様に、リポジトリ一覧「practice_git」クローン用URLを、右下のコピーボタンをクリックしてコピーしてください。

sourcetreeの準備

ここからはsourcetreeでの作業です。

④事前にインストールしたsourcetreeを起動します。
この様な画面が起ちあがりますので、下記の手順で操作。
  1. 左上の「新規リポジトリ」ボタンをクリック
  2. ドロップダウンリストの中から「URLからクローン」を選択


⑤クローン先を指定。
  • ソースURL:③でコピーしたURLをペーストしてください。
  • 保存先パス:自動指定されます。変更したい場合は任意の場所を指定してください。
  • 名前:自動指定されます。そのまま「practice_git」を指定してください。

入力が完了したら、「クローン」ボタンをクリックします。
⑥リポジトリ画面を確認。
⑤の設定に問題なければ、各々の端末上にリポジトリがクローンされ、上図の様な画面が展開されます。
これでGitを学習するための準備が整いました。

事項からは、今までに出てきた「リポジトリ」や「クローン」等の、Git用語を解説していきます。
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