#1 MAMPでローカルにWeb開発環境を作る
自分のパソコン(ローカル環境)にWebサーバと同じ環境(LAMP環境)を作る
自分でPC内に、Webサーバーと同じ環境を作るのはちょっと難しくなります。- ・webサーバ(
Apache 、nginx ) - ・データベース(
MySQL 、PostgreSQL 、MariaDB ) - ・データベース管理ツール(
phpMyAdmin )
統合ツールもいろいろあります。OSがMacの方は
※両ソフトとも両OSに対応しています。解説はMac+MAMPで進めます。

MAMPダウンロードサイトへ

XAMPPダウンロードサイトへ
MAMP、XAMPPの初期設定
インストールが終わったら初期設定を変更します。
チェックボックスにチェックを入れる。※Check for updateは外してください。

ポート番号を変更する

PHPのバージョンを選択。7.xを選択

WebサーバはひとまずApacheで良いです。

ファイアウォールについて、プライベート環境の場合に許可するように設定します。

右のメニューに有るConfigをクリックし、ApacheとMySQLにチェックを入れます。また、ポートセッティングをクリックします。

Main Portを8888にします。
バーチャルホストの設定
ローカルにLAMP環境が構築されましたが、設定を変えない場合MAMPで扱えるPHPプロジェクト数はひとつのみです。 そこでバーチャルホストを設定し、複数のプロジェクトをポート番号を変えることで、各プロジェクトをブラウザで表示できるようにしておきます。
バーチャルホストを使わない場合は、application/MAMP/htdocs/ 内にデータを入れます。
ブラウザのアドレスで、http://localhost:8888 と入力すれば表示されます
複数プロジェクトを扱えるようにhttpd.confの設定を変更します。
バーチャルホストが使えるようにコメントを外します。Macのパス
/application/MAMP/conf/apache/httpd.conf
Windowsのパス
\MAMP\conf\apache\httpd.conf

※httpd.confは必ずバックアップを取ってからおこなってください。
# Virtual hosts
# Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
/*↓ 2行目のコメントアウト(#)を外し、有効化します*/
# Virtual hosts
Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
MACの場合
# Virtual hosts
# Include /conf/extra/httpd-vhosts.conf
/*↓ 2行目のコメントアウト(#)を外し、有効化します*/
# Virtual hosts
Include /conf/extra/httpd-vhosts.conf
Windowsの場合保存しMAMPを再起動すればブラウザで表示されるようになります。
XAMPPは最初からコメントアウトされていますが念の為確認してみましょう。
また、XAMPPの設定でMain Portを8888にした場合は、60行目辺りにあるポート番号を80から8888に変更しておきましょう。
#Listen 80
Listen 8888
複数プロジェクトを管理するためのデータ置き場(フォルダ)を作る
PCの適当な場所にstgという名前のフォルダを作り、その中にプロジェクトフォルダを量産していきます。Windowsの方の場合はユーザーフォルダ内にjob/stgとフォルダを作ってください。
各プロジェクトフォルダは、例えば8001-プロジェクトA、8002-プロジェクトB、8003-プロジェクトCといったように、自分の管理しやすい名前を自由につけて結構です。
※8001はポート番号です。ブラウザのアドレスにポート番号を入れるので、わかりやすく入れてます。
※このstgフォルダのエイリアスをサイドバー(⌘+option+s)のよく使う項目などにリンクさせます。
※stgはstaging(ステージング)の略で、開発用フォルダという意味です。

httpd-vhosts.confの設定
httpd-vhosts.confファイルが置いてある場所は以下のとおりです。Macのパス
/application/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
Windowsのパス
C:/MAMP/bin/apache/conf/extra/httpd-vhosts.conf
XAMPPのパス
C:/xampp/apache/conf/extra/httpd-vhosts.conf
httpd-vhosts.confをテキストエディタで開きます。

Listen 8001
<virtualhost *:8001>
DocumentRoot "/Users/ユーザ名/job/stg/8001-つけた名前/"
</virtualhost>
Listen 8002
<virtualhost *:8002>
DocumentRoot "/Users/ユーザ名/job/stg/8002-つけた名前/"
</virtualhost>
・
・
・増やしていく
Mac
Listen 8001
<virtualhost *:8001>
DocumentRoot "C:/Users/ユーザ名/job/stg/8001-つけた名前"
</virtualhost>
<Directory "C:/Users/ユーザ名/job/stg/8001-つけた名前">
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
Listen 8002
<virtualhost *:8002>
DocumentRoot "C:/Users/ユーザ名/job/stg/8002-つけた名前"
</virtualhost>
<Directory "C:/Users/ユーザ名/job/stg/8002-つけた名前">
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
・
・
・増やしていく
Windowshttpd-vhosts.confの最後の行に、自分のパソコンのユーザ名、自分がつけた「ポート番号-フォルダ名」
例はポート8001にフォルダ「8001-cri-sortable」を設定しました。 8002番、8003番…と増やせば多くのプロジェクトを作れます。

PHPが表示されるかテストしましょう
テキストエディタで新規書類を作成し、以下の2行をコピーペーストしましょう。
<?php
phpinfo();
8002ポートを設定したフォルダに(例では8002-test)「phpinfo.php」というファイル名で保存します。※基礎3 #4で「8001-scss」フォルダを作成しているのでここでは8002にします。

MAMPを再起動して、ブラウザのアドレス欄に以下のように入力してアクセスします。
http://localhost:8002/phpinfo.php

このように表示されたらOKです。
出ない場合は、MAMPを再起動するか、httpd-vhosts.confの内容をもう一度よく確認しましょう。
サンプルのユーザ名やフォルダ名を自分で決めた独自のものに変えましょう。
MAMPをアップデートした場合
MAMPのバージョンをアップデートした際には、conf/apache/httpd.confファイルのVirtual hostsのIncludeをコメントアウトして有効にし、/extra/httpd-vhosts.confの内容をアップデート前のフォルダからコピーしましょう。Windowsで「MySQL Server」のランプがつかない場合
[mysqld]
+ explicit_defaults_for_timestamp = TRUE
+ character-set-server = utf8
ちょっと下の方
# Replication Master Server (default)
# binary logging is required for replication
log-bin=mysql-bin
+ log_syslog = 0
+ log_timestamps = SYSTEM
[mysql]
no-auto-rehash
+ default-character-set = utf8
\MAMP\conf\mysql\my.ini に+の行(+は含まない)を追記#26行目辺り
+ $cfg['Service'][$i]['socket'] = '/tmp/mysql.sock';
\MAMP\bin\phpMyAdmin\config.inc.php に以下を追記他には、\MAMP\db\mysql\ib_logfile0〜1 を削除してみる